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 動画投稿サイト「ニコニコ動画(RC)」上で行われた映像コンテスト「第1回 国際ニコニコ映画祭」で大賞を受賞した作品に対し、サイト利用者から「いじめ動画だ」などと批判コメントが殺到している。騒動は同コンテストの審査員会にも及び、審査員の1人でタレントの松嶋初音さん(20)は27日、審査についてブログで謝罪した。
 
 問題となっている大賞作品は「サンタ狩り」と題された短編映像。全身タイツに身を包んだ人物2人がサンタ服の人物を追い回し、バットのようなもので暴行するさまを撮影したもので、映像を閲覧した利用者らは「暴力的だ」「小さい子が真似したらどうする」と不快感あらわにコメント。同コンテストでは審査模様の一部を動画で公開していることもあり、批判は「サンタ狩り」を推薦した松嶋さんら審査員の人格否定にまで及んでいる。

 こうした批判を受け、松嶋さんはブログで審査理由について「展開が分かりやすかった」「暴力的と受け取らず、これはこういう作品、ブラックな笑いなんだと受け取りました」などと説明。そのうえで「嫌な思いをさせてすみませんでした。暴力的と受け取れなくて、本当、申し訳ないです」と謝罪した。
 
 同映画祭ではすでに第2回の開催日程を公表しており、レギュラー審査員には松嶋さんの名前も挙がっているが、当の松嶋さんは今回の謝罪文で「多分もう国際ニコニコ映画祭には呼ばれないと思うので安心して作品を送ってくださいね!」とまで述べているため、映画祭の運営には波乱も予想される。
 
 松嶋さんの言動をめぐっては2006年にも、日本テレビの番組に対する批判が議論を呼び、ブログが「炎上」する騒動があった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071128-00000912-san-ent

関連タグ : ニコニコ大賞, , ニコニコ動画,

 サービス開始から1年を経ずして400万会員を集め、1人あたりの月間平均利用時間や平均訪問回数がYouTubeよりも多いなど、「はまる」サービスとして注目されているニワンゴの「ニコニコ動画」。エイベックスや吉本興業といった大手コンテンツプロバイダーとの提携で注目度がさらに高まっているが、テレビに取って代わることは不可能だと運営元のニワンゴで取締役管理人を務める西村博之氏は言う。これは11月16日に開催されたワイアードビジョンの「21世紀の広告ビジネス--Googleの次に登場するもの」で語ったものだ。

 西村氏によれば、技術面や広告面など、いくつかの点で課題があるという。

 まず技術面では、テレビのように同じ映像を同時に多くの人に見せることが難しいと西村氏は話す。「総務省の試算によれば、日本のトラフィック総量は720Gbps。ニコニコ動画のトラフィックは1視聴あたり約500kbpsなので、144万人が同時に見ようとしたらダウンしてしまうし、そもそもそれに耐えうるサーバは作れない」

 すでにニコニコ動画ではピーク時のトラフィック量が60Gbpsに達し、「日本のトラフィックの12分の1を使っちゃってる」という状況。アクティブユーザー数は1日100万人程度であることを考えると、数百万~数千万人に同時に同じものを見せるというテレビと同じ機能を果たすことは物理的に不可能と言っていい。

 また、信頼性の面での問題もある。「インターネットは接続保証がされていないのでそもそも信用できないという大きな問題がある。ものすごく大事な情報を流します、というときに、止めようと思ったらYahoo! JAPANの人や僕(2ちゃんねる管理人)は止められますよ。ユーザーが集まっているサイトを運営している人が、ユーザーを転送してそこに大量のトラフィックを流したら途中の回線が止まって誰も見られないという状況は作れると思う。それは僕だけでなく、ほかの敵対している国がやるということもあり得る」。これに対し、テレビであれば発信された電波は必ず視聴者に届く。

西村氏はコスト面でも、家庭にケーブルを1つ1つ引くインターネットより、電波を送ればいいテレビのほうが有利と指摘した 広告面では、媒体のイメージや制作コストの問題から、動画広告が市場として成り立つ規模に育つのに時間がかかるというのが西村氏の見解だ。

 「ユーザーが動画をアップロードすると、著作権法に違反しているコンテンツも出てくる。それ自体があまりよろしくないイメージなので、そんなところに広告主は広告を出したくない。ニコニコ動画は暇なユーザーが多いので、ゲームなどの広告であれば費用対効果が高いが、ブランディング広告は出さないだろう」

 また、動画制作コストが広告効果に見合わないとも指摘。「ネットのためだけに動画を制作するような会社はほとんどない。制作費を考えたら検索連動型広告のほうが確実」

 「これらの要素が全部成り立たないと難しい。だから個人的には、1~2年は動画ビジネスは成り立たないと思う。親会社(ドワンゴ)は株価対策のために2008年9月期中の単月黒字化を宣言しているけど、僕はうまくいかないと思ってる。僕はドワンゴの株は持っていないので」

ランニングコストを下げて利益を出すモデルはやりたくない サービスとして人気が出るほど運営費用はかかるが、それを動画広告で賄えるとは期待できない。そこにニコニコ動画のジレンマがある。現在はバナー広告やアフィリエイト広告、会員への課金、ニコニコ動画で生まれたコンテンツのDVD化などによる販売等で収益を上げている。

 「ここ3カ月で1億8000万円くらいデータセンターに投資している」。一方、有料会員数は11月13日時点で14万4000人で、10月の有料課金収入は6800万円。バナー広告収入は1800万円、「ニコニコ市場」というアフィリエイト広告による収入は1500万円。10月時点でのニコニコ市場からの収入は合計で1億100万円となっている。ただしここには、ニコニコ動画で人気になってDVD化された「ねこ鍋」や、「エアーマンが倒せない」の着うたなどの売り上げは含まれない。

 「dwango.jpでは、エアーマンが倒せないの着うたが宇多田ヒカルの曲よりも売れている。ニコニコ動画ユーザーにとって、どっちのほうが口ずさむ曲かといえば、エアーマン。ファッションとか携帯電話とかにお金を使わず、可処分所得が多い人が多いので、そういうのにお金を使っちゃう」

 「データセンターの投資をやめて、無料ユーザーを締め出せば、理論的に黒字化は可能。でも無料ユーザーを含めてコンテンツをあげる人がいなくなれば、サービスとして先細る。ランニングコストを下げて利益を出すというモデルはやりたくない」

http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20361579,00.htm

関連タグ : ニコニコ動画, , ひろゆき,

 エイベックス・エンタテインメントは11月12日より、ニワンゴが運営する動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画(RC)」に公式映像を提供する。第1弾として配信するのは、元気ロケッツやエイジアエンジニア、メイクアップアーティストのIKKOらのプロモーションビデオだ。

 これはエイベックス・エンタテインメントがニコニコ動画に対して権利を許諾し、動画を提供するもの。ニコニコ動画内に専用ページを開設し、グループ会社の音楽配信サイト「mu-mo(ミュウモ)」にリンクすることで、CDやDVD、グッズなどの販売につなげる。

 第1弾として提供するのは、13アーティストの17プロモーションビデオ。今後はライブ映像やオフショット映像なども提供する予定。また、アニメコンテンツや映画などの動画も配信するとしている。

 12日より提供される楽曲は以下の通り。

SHORT LEG SUMMER:「キラキラ」
5050:「湘南Mid Night Club」「Jungle P」
元気ロケッツ:「Heavenly Star」
エイジアエンジニア:「自由に歩いて愛して」「Orion」
ASUKA:「白椿・紅椿」
CLUB PRINCE:「LOVEドッきゅん」「チューナイ!!」
IKKO:「どんだけ~!の法則」
谷村奈南:「Say Good-bye」
Remark Spirits:「Right now」
tomboy:「Superstar」
MEGARYU:「STAR」「電光石火のごとく」
PANG:「きずな feat.MEGARYU」
MASH:「みなぎるパワー」
 なお、エイベックス・エンタテインメントはエイベックス・グループ・ホールディングスの100%子会社。エイベックス・グループ・ホールディングスは、ニワンゴの親会社であるドワンゴの株式20.24%を持つ筆頭株主でもある。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20360786,00.htm

 ランティスは11月12日、ニワンゴが運営する「ニコニコ動画(RC2)」にて、ランティスに所属するアニメソングアーティスト「JAM Project」公認の楽曲リミックス特別企画を行うと発表した。

 今回の特別企画は、JAM Projectとその所属するレコード会社ランティスが、アーティスト・プロモーションのひとつとして、「ニコニコ動画」ならびにPCサイト「超!アニメロ」に権利を許諾し、実現したもの。

 アニメ・ゲーム等の楽曲を数多く手がけるJAM Project(影山ヒロノブ/松本梨香/遠藤正明/きただにひろし/奥井雅美/福山芳樹)の楽曲をユーザーに提供して、ユーザーは許諾条件のもと、楽曲を使用したリミックス楽曲を作成できる、アーティストとユーザーとで作品を作り上げるコラボレーション企画となる。

 リミックスした楽曲を用いた動画は、動画投稿サービスサイト「SMILEVIDEO」に投稿することができ、公式動画として「ニコニコ動画」より配信することができる。

 なお、リミックス使用可能楽曲は、ドワンゴの運営するPCサイト「超!アニメロ」の、JAM Project公式特設サイトから配布される。

 特設サイトでは、楽曲配信のほか、JAM Project本人出演による、ニコニコ動画ユーザーへのコメント動画を配信。さらに、JAM Projectより、リミックス動画作品応募者へ寸評も公開される予定。

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20360801,00.htm

 ニワンゴは10月30日、動画投稿サイトにおける楽曲の利用について、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)と協議を開始すると発表した。

 対象となるのは、自社が運営する「ニコニコ動画(RC2)」と、ニコニコ動画に対して閲覧用動画を供給している動画投稿サービス「SMILEVIDEO」における、JASRAC管理の楽曲。ニワンゴはJASRACの示す許諾条件に同意し、2007年内の暫定許諾に向けて協議する。

 ニコニコ動画ならびにSMILEVIDEOでは、これまでも投稿される動画に対して権利を保護するため、権利保護システムを開発し監視体制を強化してきた。また、利用者への啓蒙活動を行うため、権利者やコンテンツホルダーなどと協議を進めてきた。今回、JASRACと協議を重ねた結果、権利保護および権利侵害防止に係るニワンゴの姿勢と具体的な施策などが評価されたとしている。

 なお、エイベックス・グループをはじめとする権利者やコンテンツホルダーから、正式に許諾を受けた動画に関しては、近日中にニコニコ動画内で試験配信を開始する予定だ。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20359945,00.htm

 携帯電話向けコンテンツ開発大手のドワンゴの株価が、9月25日につけた安値9万4700円から、先週末10月12日には一時、20万円高値をつけるなど、わずか12営業日で2倍以上にハネ上がる急騰を見せている。この短期間に株価がなぜこれほど急騰したのか、その背景と今後の株価動向を探った。

 株価急上昇の背景には、ドワンゴの子会社であるニワンゴが運営する動画サイトで、ネット上に投稿された動画に掲示板のような感覚で文章を書き込めるサービスが大きな特徴の動画共有サイト「ニコニコ動画」への高い評価がある。

 略して「ニコ動」とも呼ばれるこのサービスは、書き込んだコメントは保存され、動画にオーバーレイして一緒に再生される。これにより、不特定多数の人間がその動画(の特定の場面)に対するコメントを共有することができるというものだ。

 このサイトは2007年1月15日の正式開設以来、爆発的な人気を集めているが、その一方で一部からは「著作権侵害の温床になる」として問題視する声も浮上していた。

 株価の上昇に拍車が掛ってきたのは10月2日。2日のドワンゴの株価が一時、前日比2万円ストップ高の13万6000円まで一気に買い進まれ、当日の出来高も前日に比べて約6倍増の1万2342株に膨らんだ。これは、前日の1日に同社が、「ニコニコ動画(RC)」について、投稿される動画の権利保護に向けた権利者との対話を強化すると発表したことが好感された。

 「著作権侵害の温床になるのでは」との声に対して、今回権利者からの包括的な削除といった申し入れに対して、監視・削除体制を強化するなど、権利者保護の姿勢を鮮明にしたことが好材料と受け止められたようだ。具体的には、著作権や権利保護に関する理解・教育を目的としたページも新設するという。

 ニコニコ動画は2007年10月9日時点で、ID登録者数342万人、有料の「ニコニコプレミアム会員」は10万9000人に達している。さらに、ニコニコ動画の1日当たりのページビュー数は5500万を突破し、平均滞在時間は1時間にも及んでいる。

 さらに同社は、10月10日に「ニコニコ動画RC2」(バージョンアップ版)の発表を行うと同時に、ニコニコ動画の海外進出も発表した。同社は、PCとモバイルの融合により、視聴媒体を広げニコニコユーザーの囲い込み、カスタマーロイヤリティーの向上を目指している。海外進出では、手始めに10月18日から台湾向けサービスを始める。

 今後、欧州や米国、他のアジア地域への進出が現実のものとなれば、業績が飛躍的に向上する可能性を秘めている。

 株価面で大きく評価されたのは、10日の会見の席上でドワンゴの小林宏社長が「2008年9月期には単月ベースでも黒字化する見通し」との発言をした点だ。これまで、先行投資負担の増大で赤字が続いていた「ニコニコ動画」の黒字化の可能性に加え、携帯電話向けの電子書籍などこれまで育成中だった事業が相次いで収益化してくる見通しを示した。

 ドワンゴの株価は2006年9月期、2007年9月期と2期連続した最終赤字の業績が嫌気されて、株価は低迷を続けてきた。しかし、今回「ニコニコ動画」の将来性が評価されて短期間での株価上昇につながった。短期間での株価2倍という急騰後だけに、しばらくは波乱展開が予想されるが、11月中旬に予定されている2007年9月期の連結決算発表時に合わせて明らかにされる2008年9月期の業績見通しの数値次第では、株価が一段高に進む可能性も十分期待できそうだ。

関連タグ : ドワンゴ, ニコニコ動画, 株価,

ニワンゴの動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画(RC2)」上から商品が購入できる「ニコニコ市場(β)」に、dwango.jpのモバイルコンテンツが追加された。ドワンゴグループ内でユーザーを回遊させる狙いがあるようだ。

携帯電話からニコニコ市場を見た様子。赤で囲った部分がdwango.jpへのリンク ニコニコ市場は、動画に関連したアフィリエイト広告をユーザーが貼り付けられるサービス。これまでAmazon.co.jpのみに対応していたが、10月15日よりdwango.jpの着うたなども掲載できるようにした。なお、このアフィリエイト広告を通じて商品が売れた場合、紹介料はニワンゴの収入となる。

 PCからdwango.jpのニコニコ市場内のモバイルコンテンツにアクセスした場合は、アーティスト名や発売日とともに、携帯電話からダウンロードサイトへアクセスするためのQRコードが表示される。携帯電話からアクセスした場合は、dwango.jpのダウンロードサイトに直接とぶ形となる。

 ニコニコ市場(β) ブログでは「音楽が収録された着うたから、有名人の一言が収録された着ボイスまで揃っているので、よりボキャブラリーに富んだ貼りつけができるのではないかと期待している」とコメントしている。

関連タグ : ニコニコ動画, dwango.jp, 着うた,

 ニコニコ動画で“マイリスト”に登録した動画を簡単な操作でiPodへ同期できる「ニコニコPodder」R0.91が、11日に公開された。Windows XP/Server 2003/Vistaに対応しており、動作には.NET Framework 2.0が必要。個人利用に限りフリーソフトとして利用可能で、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「ニコニコPodder」は、動画共有サイト“ニコニコ動画”のブックマーク機能である“マイリスト”に登録した動画を、ローカルPCへ一括ダウンロードしてH.264コーデックのMP4ファイルに変換し、「iTunes」のライブラリへ登録までしてくれるソフト。お気に入りの動画を「iTunes」経由でiPodへ同期し、外出先でも楽しめるようになる。

 使い方は簡単で、公開設定されているマイリストのURLと保存先フォルダを指定し、[GO]ボタンを押すだけ。するとリストに登録された動画が順次ダウンロードされ、変換が終わり次第「iTunes」へ登録される。また2回目以降の実行では、新たにマイリストへ追加された動画だけがダウンロード・変換される仕組み。

 なお、iPodは再生できる動画の表示サイズなどが世代ごとに異なる。編集部にて動作確認したところ、本ソフトの標準設定でMP4変換された動画は、“iPod touch”では同期・再生できたが、第5世代iPodでは非対応の形式として同期できなかった。この場合はインストールフォルダに作成されるINIファイルを編集することで変換設定を細かくカスタマイズできるが、ある程度動画変換の知識が必要になる。そこで「iTunes」のライブラリ上で動画を右クリックし、メニューから[選択項目を iPod 用に変換]を選んで再変換すれば、手軽に動画をiPodへ対応させることが可能だ。

 また、MP4変換と「iTunes」への登録はそれぞれ設定によりON/OFF可能なので、各種の動画変換ツールと組み合わせれば、iPod以外のポータブルプレイヤーなどとも連携できるだろう。

Apple iPod touch 16GB MA627J/A
アップルコンピュータ (2007/09/25)
売り上げランキング: 64
おすすめ度の平均: 4.0
4 痛い人にはイタイ。
5 スマッシュヒット!!
4 全般的には◎、だがやはりアメ製…

 ドワンゴおよび子会社のニワンゴは10月10日、動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」に関する発表会を初めて開催した。「サービス開始以来、初めての前向きなバージョンアップ」(ニワンゴ取締役の西村博之氏)というニコニコ動画(RC2)を報道陣とニコニコ動画の有料会員向けに公開する場であるとともに、ドワンゴがニコニコ動画を主力事業の1つとして宣言する場ともなった。

 東京証券取引所1部上場企業であるドワンゴが、新たな成長の柱としてニコニコ動画を位置付けた意味は大きい。ネットワークゲームの開発会社として創業し、携帯電話向けの着メロ、着うた事業で大きく業績を伸ばした同社が、創業10年目となる2007年に初めて企業理念を明文化したのも、ニコニコ動画を育てるためだ。

 現在のところニコニコ動画は赤字が続いているが、「2008年9月期には単月黒字化する」とドワンゴ代表取締役社長の小林宏氏は言い切る。そしてその算段はすでについているようだ。ここでは10日の発表会で明らかになったニコニコ動画にまつわる最新の数値を見ながら、その強さと今後の展開を見ていく。

1日平均5500万ページビュー、滞在時間は1時間 ニコニコ動画は2006年12月12日に「ニコニコ動画(仮)」として開始。当初は運営主体を明らかにしていなかった。その後2007年1月15日に、ニワンゴが運営するサービス「ニコニコ動画(β)」としてオープンした。

 動画上にユーザーがコメントをつけられ、ほかのユーザーと動画を見ながら会話しているような感覚を得られる点が人気を呼び、正式サービス開始から10カ月目の10月9日時点で登録会員数は342万人となっている。

ニコニコ動画の会員数の伸び
 ニコニコ動画で最も特徴的なのは、ユーザーのアクティブ度合いの高さだ。ニワンゴの計測実績ベースで1日の平均アクセス数は約5500万ページビュー、ユニーク訪問者数は120万人、動画再生回数は2200万回、コメント回数は320万コメントで、平均滞在時間は1時間にものぼる。

 ネットレイティングスの調査によれば、平均利用時間は動画共有サイト「YouTube」の3倍という。また、1月あたりの平均訪問回数は8.8回で、YouTubeの5.17回を上回る。

 ブログでの引用状況を見ると、テクノラティでの引用回数は過去6カ月間でニコニコ動画が23万5882件、YouTubeが20万6865件と、ニコニコ動画が上回る。ただしYahoo! ブログ検索やmixiの新着日記、関連コミュニティを見ると、ニコニコ動画よりもYouTubeのほうが上回っている。

 また、8月に一般公開した携帯電話向けのニコニコモバイルは、利用者数が43万人で1日1万人のペースで伸びているという。内訳を見ると、NTTドコモユーザーが27万人、auユーザーが16万人。ソフトバンクモバイルには対応していない。ニコニコモバイルの1日あたりのアクセス数は20万ページビューとなっている。

 これだけ人気を集めるようになると、当然サービスを維持するための費用が膨大にかかる。ニコニコ動画が赤字なのは、回線費用などが重い負担になっているためだ。

10万人の有料会員、1800万円のバナー広告売上 ニコニコ動画の収益源は現在、有料会員費、バナー広告、「ニコニコ市場」というAmazon.co.jpへのアフィリエイトリンクがある。ニワンゴによれば、いずれも順調に伸びているとのことだ。

 月額525円の「プレミアム会員」と呼ばれる有料会員の数は10月9日時点で10万3000人で、2カ月半でおよそ倍になっている。バナー広告の売上は9月時点で月間1800万円で、前月比約1.8倍。ニコニコ市場の売り上げについては明らかにしていないが、9月上旬時点で1日約5000点の商品が売れているという。

ニコニコ動画のバナー広告の売り上げ。7月以来順調に伸びている
 ここでニコニコ動画の1カ月の売り上げを簡単に試算してみよう。有料会員からの収入は約5400万円。バナー広告は前述の通り1800万円。ニコニコ市場での平均売上単価を仮にAmazon.co.jpで配送料が無料になる1500円とすると、アフィリエイト料は7%のため、(1500円×5000点)×7%×31日=約1600万円がニコニコ市場でのアフィリエイト収入となる。すべてを合わせても8800万円程度だ。かつてForbesの試算でYouTubeの回線費用が月額100万ドル(邦貨換算で約1億2000万円)とされていたことを考えると、これだけで運営費用が賄えるとは言いがたい。さらには、年間約200億円を売り上げるドワンゴから見て、この額は満足できる規模とは言えないだろう。

コンテンツホルダーとの共同事業で収益拡大 そこで新たにニワンゴが力を入れるのが、コンテンツホルダーとの共同事業だ。ニコニコ動画内に公式動画コーナーを設立し、コンテンツホルダーから供給された番組を公認動画として提供する。

 すでにViacom International Japan(VIJ)とは、コンテンツホルダーと共同でブランドメディアを構築し、そこに広告を掲載することで新たな収益を上げると発表している。

 ほかにも、動画に関連する商品やサービスに誘導することでECによる売り上げをたてたり、コンテンツホルダーから許諾を得た動画を他社にライセンス提供する形で、独自の有料視聴サービスを展開したりする構想を持っている。

 VIJはニコニコ動画について、ユーザーのアクティブ度合いが高い点、違法コンテンツの監視システムが整っている点を評価したと話す。監視体制やシステムの機能をさらに強化するとともに、ユーザーへの啓蒙活動を進めることで、ニワンゴはコンテンツホルダーとの提携を広げたい考えだ。

 ドワンゴは企業理念を「ネットに生まれて、ネットでつながる」とした。ネットで知り合ったゲーム開発者が集まって創業した企業が、ネットに生きる人と人をつなぐ存在になる――ニコニコ動画はそのプラットフォームとして、ドワンゴグループの中核に位置づけられた。目指すのは、ネットにおいて「ユーザーが人間らしく生きるために大切にしたいと思うようなサービス」(ニコニコ宣言(仮)より)だ。

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 WEBサイト上で再生される動画に対しリアルタイムでコメントを付けられる「ニコニコ動画(RC)」が、初の本格的バージョンアップを実施。「ニコニコ動画(RC2)」として、本日18時よりサービスを開始する。

 「ニコニコ動画(RC2)」は、新機能として「投稿者専用コメント」や「NG関係機能」を追加。「投稿者専用コメント」は、動画を投稿したユーザーがその動画に対して専用のコメントを付けられる機能で、コメントの表示数のキャパシティを超えても消えることはなく、また表示タイミングを設定できるので、視聴者に向けたメッセージや注意書きの挿入などが可能になる。この機能によって、投稿者による「アンケートの集計」や「クイズ」の実施できるようになったほか、動画上から他の動画にリンクして飛ばすことができる「動画ジャンプ」、注目させたいところをコメントで目立たせることができる「コメント・アート」、動画の一部分だけを明るく表示させる「窓」といった、さまざまな拡張的な機能を動画に付けることが可能になる。

 「NG関係機能」は、動画視聴の際にコメントを削除したり、特定ワードのコメントを非表示などにすることができる機能。また、投稿者は任意のワードが投稿された際に、そのワードを自動的に違うワードに置換して表示する「NGワード置換」や、投稿した動画のコメントを削除することが可能になる。

 このほか新機能としては、トップページの動画ランキングやニコニコ市場のランキング、新着投稿動画もカテゴリタグごとに表示されるようになったり、動画視聴画面の上に役立つ情報(時報・緊急ニュースなど)をリアルタイムに動画と平行して伝える「ニコニコニュース」などが設置される。

 また、クリエイターたちの活躍の“場”として「国際ニコニコ映画祭」を開催。審査委員長にヴィジュアリストの手塚眞氏を迎えて新しい映像文化の創出・発展に寄与するほか、ニコニコ動画という文化を世界各国に向けてローカライズして展開。第一弾として10月18日より台湾版を開設する。

 さらに、今回のバージョンアップを機に吉本興業やエイベックス・エンタテインメントなどのコンテンツホルダーとパートナーシップを結び、許諾を受けた動画をニコニコ動画で配信していく。ニコニコ動画を舞台に、これまでにないプロモーションやビジネスモデルの形を創出していく予定だ。

関連タグ : ニコニコ動画, RC2,