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いかに音楽と人間を引き合わせるか--音楽配信レーベルゲート「mora win」の事業戦略

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レーベルゲートは10月2日、Windows Media Player向けの楽曲販売サイト「mora win」をリニューアルしたと発表した。
 レーベールゲート代表取締役 執行役員社長の今野敏博氏は、「これまでのように、ただメニューにあるだけではなく、オンラインの機能とプレイヤーがシームレスになった。しかもWindows Media Player11は、Windows Vistaを購入すれば標準で入っているもの。誰でも使えるという点が一番大きい」と話す。

現在、レーベルゲートでは、Windows Media Player向けの「mora win」と、ウォークマンや一部の携帯電話で利用できる「OpenMG」対応データを提供する「mora」の2つのサービスがある。

まだmoraの利用率が上回るもののmora winは急成長を遂げているという。「moraはショップができたのは2004年4月で、mora winは去年の9月から始まったもの。利用率に差があるのは当たり前。しかし、今年の1月におすすめオンラインストアに入ってからは、急成長しており5-6倍の伸び率。今回のサービスでさらに3倍ぐらいは伸びるのではないか」と、さらなる成長に期待を寄せる。
 サービスの利用者は、利用傾向がそれぞれ異なり、mora winではmoraよりもメジャーなアーティストが売れるほか、一昔前の有名な曲が売れるなど、ロングセラーが多いという。mora winのほうがより一般的な“ホワイト層”のユーザーが多いとレーベルゲートは分析している。

それを受け、「パソコンを詳しくない人でも、できるだけ一般の人が使えるようにした」という。
 「今回のテーマは音楽と人間をどれだけ引き合わせられるか。その導線をどうやって作るかが大事。エンターテインメントで、遊びながら引き合わせたい」と今野氏は語る。

今回の新サービスの特徴の1つが、50万曲分の楽曲が素早く検索できる「スピード検索」だ。検索窓に、1文字でも入力すると、綴りと一致するアーティストやタイトルの候補がでてくる。

「今までの検索は、フルネームでの検索だったため、ほかのアーティストのリストは出てこない。レコードショップで目的のアーティストのコーナーを見たとき、(周辺を見て)ついでにほかのCDを買うことがあるが、今回はそれと同じことができる。音楽を売る側からすると、ショップの棚を見る感覚で見られるのは大きい」と絶賛する。検索が高速であることも特徴だが、Windows Vistaが快適に動くPCではたしかに快適に使える。しかし、PCのパワーにも依存するため、利用するPC環境にによっては体感が異なることもありそうだ。

レーベルゲートでは、導線の1つとして、ランキング情報の見せ方にもこだわる。スロットを回して出た番号と同じ日にリリースされた曲が検索できるほか、ゲームを進めるとランキングがでてくるなど、「ベタだが、そのぐらいカンタンなほうがわかりやすい」と、音楽とユーザーを引き合わせるためのさまざまな導線を考えていると明かした。

12月には楽曲を再生中にユーザーの好みにあった曲をレコメンドする「自動レコメ」機能をリリースする予定だ。今野氏は、「mora winはまだ始まったばかり。今後も進化し続けていく」と意気込みを見せた。

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