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ひぐらしのなく頃に 人気ノベルゲームが小説化 軽快な大衆娯楽に

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 昭和50年代のひなびた寒村で巻き起こる連続殺人事件を描くPC用ノベルゲームを作者自ら小説化。美少女ゲーム風のキャラクター描写など、恐怖を煽るためのまき餌をそろえたゲーム版と違い、スティーブン・キングを思わせる伝奇ホラー小説を志向しており、作品世界と物語の冷酷さがより際だっている。

 ゲームを小説にするための大幅な改稿もみられるが、軽快にして平易な文体は、深みを重視する「文学」とは一線を画す。その一方で、読者をほんろうし、どこへたどり着くか分からない物語は、不快な描写を避け、幸せな結末を安易に約束してしまう昨今のライトノベルとも異なる。

 妄想、不安、恐怖などの暗黒面も含めて、10代の少年少女の「青春」を徹底して描くことで、きわめて古典的な物語を追求している本作は、小説の原初的な面白さに満ちている。蛇足に思える「これぞ小説!」のうたい文句も、文学でもライトノベルでもない新レーベル「講談社BOX」らしい、皮肉の効いたあおり方だ。

 「ゲームのノベライズに過ぎないのでは」との声もあるだろうが、日本では長いこと、大衆向け娯楽としての「小説」の役割をマンガやゲームが担ってきた。キャラクター描写だけでなく、物語でもそれらの強い影響下にある本作は、「大衆娯楽小説」の新たな形を示していると言っても過言ではないだろう。


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2007/10/15(月) | ??????Ķ?Ф??